Vol.16
駐夫という生き方
発行日:2026年6月10日
タイに住み、「仕事を持たない側」を選んだ男たちがいる。朝、子どもの弁当を作り、洗濯物を干し、夕方にはスーパーで献立を考える。かつては会社で肩書きを持ち、部下を抱えたりして、結果を追いかけていた人たちだ。だが今、彼らの一日は家族を中心に回っている。「男は働くもの」。そんな価値観を、疑ったことすらなかった人もいる。仕事を離れた瞬間、自分が何者でもなくなるような不安に襲われた人もいた。これは、けっして“主夫礼賛”の特集ではない。キャリア、収入、家庭、男らしさ、孤独。そして、生き方。タイでの暮らしの中で、彼らは人生の優先順位を問い直していた。彼らは、いったい何を失い、何を得ることができたのだろうか。






























