肩こり編

肩こり編

“カラダと向きあう”質問箱

整形外科・リハビリテーション科医:パッタラポン医師 (Phattarapon Atimetin, M.D.)

Q. マッサージを受けてもすぐ元に戻る肩こりは、何が原因なのでしょうか? 

A. まず、肩こりの原因として多いのは、姿勢の悪さや首・肩への継続的な負担です。 一時的にマッサージで筋肉がほぐれても、根本的な姿勢や生活習慣が変わらなければ、 再び筋肉が緊張し、症状が戻ってしまうことがあります。肩こりを改善するためには、 マッサージだけでなく、理学療法士による個別の運動指導が受けられる整形外科での リハビリも効果的です。 

Q. デスクワーク中心ですが、肩こりは姿勢の悪さが影響しますか? 

A. デスクワークによる肩こりでは、「姿勢」が大きく影響します。特に、顔を前に突 き出した姿勢や、長時間うつむいたままの状態は、首や肩の筋肉に大きな負担をかけ ます。予防としては、モニターの高さを目線に合わせる、肘掛けを使う、肩の力を抜く、 定期的に休憩を取るなどが効果的です。加えて、首や肩周囲のストレッチを行うことで、 筋肉の柔軟性を保ちやすくなります。 

Q. 肩こりがひどい日は頭痛や吐き気も出ます。放っておいて大丈夫ですか?

A. 肩こりが強い日に頭痛や吐き気が出る場合は、筋肉疲労だけではなく、首や肩の 筋肉の強い緊張によって血流や神経に影響が出ている可能性があります。特に、首の 筋肉が硬くなると、後頭部から頭にかけて痛みが出ることがあります。また、首の 椎間板の異常や神経の圧迫がある場合には、腕のしびれや力の入りにくさを伴うこと もあります。症状が一時的で、休息や姿勢改善で軽快する場合もありますが、改善し ない場合は、自己判断で放置せず、受診して医師に相談することをおすすめします。 

Q.  湿布や塗り薬は一時しのぎにしかならないのでしょうか? 

A. 湿布や塗り薬は、痛みや炎症を一時的に和らげる効果がありますので、痛みがつ らい時の症状緩和には役立ちます。ただし、肩こりの原因が姿勢の悪さなどの筋肉へ の継続的な負担にある場合、湿布だけでは根本的な改善にはつながりにくいことが あります。そのため、湿布や塗り薬は「症状を和らげる補助」として活用しながら、 同時に姿勢改善やストレッチ、作業環境の見直しを行うことが大切です。 

Q. 「肩を回せばいい」と言われますが、逆に悪化することはありませんか? 

A. はい、やり方によっては症状が悪化することもあります。特に、強い痛みがある 状態で無理に大きく動かしたり、勢いをつけて回したりすると、首や肩の筋肉に さらに負担がかかることがあります。本来、肩や首の運動は「痛みを我慢して行う」 のではなく、筋肉に軽く張りを感じる程度で、ゆっくり行うことが大切です。

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