
A. 食後の腹痛には、消化不良、胃炎、胆石症などの胆のう疾患など、さまざまな原因が考えられます。診断には、痛みの性質、症状がどのくらい続いているか、消化性潰瘍、がん、胆石症の危険因子があるかどうかなどの情報が必要です。症状が2週間以上続く場合は、病院を受診しましょう。強い痛み、下痢、出血、嘔吐を伴う場合は、速やかに受診することが大切です。
A. 健康な人でも、食べ過ぎや脂っこい食事によって軽い不快感や吐き気が出ることはあります。ただし、脂っこい食事の後に強い痛みが出る場合は、症候性胆石が疑われることがあります。胆石による痛みは、通常、食事を終えてから15~30分後に起こり、右上腹部に強い痛みが出ることが多く、少なくとも15~30分続きます。必要に応じて胆のう超音波検査などが必要になる場合があります。
A. 痛みのタイミングや特徴は、原因の特定や受診の緊急度を判断する参考になります。ただし、痛みの持続時間だけで原因を確定することはできません。原因としては、消化不良、消化性潰瘍、症候性胆石などが考えられます。痛みの性質や続いている期間を医師に伝え、問診・身体診察を受けましょう。
A. 牛乳を飲んだ後の腹痛は、乳糖不耐症が原因である可能性があります。乳糖不耐症は、乳糖を消化する酵素が不足しているために起こり、ヨーロッパ系の人々と比べ、アジア人に非常によく見られる状態です。膨満感や腹部不快感、吐き気、下痢などの症状が起こる場合がありますが、危険な病気ではなく、命に関わることや、慢性炎症・がんなどの重い病気につながることはありません。症状を避けるためには、乳製品の摂取を控えるか、植物由来の代替品に変更しましょう。また、当院では乳糖不耐症かどうかを確認する、息を吹くだけの呼気検査を受けることもできます。