
田辺陽さん。名は体を表すというが、まさしく太陽のようにその場を明るく健康的な雰囲気に耕してくれる方だ。
田辺さんは、プラスチック原料やそれを使った製品、成型設備などを扱う専門商社のタイ現地法人の責任者である。タイへの赴任は2回目。駐在といえば同じ国に複数回赴任するのは珍しいと聞くが、田辺さんはベトナムの駐在も経験し、現在は同社ベトナム現地法人の代表も兼務している。「もともと海外志向が強くて、タイ現地法人立ち上げの話があった時には立候補したんです」。自らがタイへ赴任する際の行動プランなどを提出してやる気満々。しかし、その時は願いがかなわず、タイよりも先にベトナムに赴任した。会社からは、「ホーチミンは大変かもしれないが、田辺なら大丈夫!」と後押しされたという。

「その国、その土地に溶け込むのが得意な性格で、現地の人や社員もすんなりと受け入れてくれるんです」。食べ物が合わないとか、生活習慣が合わないと感じたことはない。置かれた環境になじみ、そこを自分の居場所として育てていける才能を持った人なのだ。そんな田辺さんであるからして、もちろんタイの生活を謳歌している。バイクでのツーリングが好きで、ツーリングクラブを主宰。タイ国内の旅を通じて、日本人はもちろんタイ人とのつながりも広がっていったという。「年間で1万2千キロくらい走っています。バイクで走りながら味わうタイの景観や空気は最高です」。
そんな田辺さんは、健康面では不安はなく健康管理で気をつけていることは、 「食べ過ぎないようにして、体重維持には気を使っている」くらいとのこと。また、お酒は好きなのだが、深酒はせずに家では一滴も飲まないことにしている。「人と会って食事やお酒を飲みながら和気あいあいと話すのが好きです。これも健康維持に一役買っているかもしれませんね」。タイという異国で暮らしている人同士。不思議と人間関係も濃くなるのだろう。
日本と異なる文化や風習に触れるのが大好きだという田辺さん。今後も、タイのいろいろなことを見聞きしながら、タイの人たちとも交わっていくことが当面の目標だ。「タイで暮らせるというチャンスを思い切り活かして、仕事も暮らしもポジティブに育んでいきたいですね」。そう話しながら、まるで太陽のように輝く笑顔は、田辺さんのトレードマークなのである。

Kyowa Kasei(Thailand)Co., Ltd.
General Manager
1973年、岐阜県生まれ。1995年、専門学校卒業後に共和化成株式会社入社。2014年、同社のベトナム現地法人立ち上げに携わるためにホーチミンに赴任。2016年には同社のタイ現地法人の業務も担当するためにバンコクに赴任。2017年、日本へ帰任。2021年には再びバンコクへ渡り、タイ現地法人の責任者に就く。現在は、ベトナム現地法人の責任者も兼務。趣味はバイクと釣り。