A. はい、病院でも耳垢の除去は可能です。耳垢が多くなってきた場合は、 医師が専用の器具(吸引器など) を用いて安全に取り除きます。ご自身で掃除をすると、 かえって耳垢を奥に押し込んでしまったり、耳の中を傷つけて炎症を起こすことがあるため、病院で行うのが安全です。
Q.耳垢が湿っている人と乾いている人がいますが、体質の違いなのでしょうか?
A. はい、体質の違いです。汗をかきやすい体質、そうでない体質があるように、耳垢の性状も人それぞれ異なります。そのため、耳のケアの仕方も人によって違ってきます。
Q.自分で耳垢のお手入れをするときに気をつけるポイントはありますか?
A. 最も大切なのは、耳の奥まで器具を入れないことです。 耳垢がそれほど多くない方は、綿棒で耳の入り口付近を軽く拭き取る程度で十分です。 表面の湿った部分や黄ばみをやさしく取り除き、強く押し込まないようにしましょう。 また、入浴後に柔らかく清潔なタオルで耳を拭いて乾かし、ドライヤーの弱風で耳周りを乾かすと、清潔に保つことができます。
Q. 耳垢がたまりやすいのは、何らかの病気のサインになることもありますか?
A. はい、 皮膚のアレルギー疾患と関係していることがあります。耳垢が粘っこい、固まる、かさぶたのようになる場合、皮膚疾患が関係している可能性も考えられ ます。そうした場合は、一般の方よりも頻繁に耳の清掃が必要になったり、医師の フォローアップが必要になることもあります。また、耳掃除を頻繁にしすぎると 炎症を起こすことがあるため、耳垢が多いと感じたときは病院で確認してもらうのが安心です。