監修:皮膚科医 サイサモン医師 Saisamon Akarawong. M.D.
A. 水虫は「白癬(はくせん)」と呼ばれ、原因は白癬菌というカビです。高温多湿の環境で繁殖しやすく、長時間、靴下や圧迫感のある革靴を履き続けたり、足が濡れた後、十分に洗って乾かさない場合にも起こりやすくなります。原因菌(白癬菌)は世界共通であり、タイと日本で大きな違いはありません。ただし、タイは高温多湿な気候のため、一年を通して水虫にかかりやすい環境と言えます。
A. 予防の基本は「清潔と乾燥」です。治療には以下があります。
●塗り薬(抗真菌薬):軽症例では市販薬を購入し、使用することができます。
●内服薬:内服薬は医師の処方が必要で、薬局で購入することはできません。
塗り薬で改善しない場合は、早めに医師にご相談ください。
A. 少なくとも約2週間、重症の場合は1か月以上かかることもあります。症状が治まっても白癬菌が残っていることがあるため、医師の指示や薬の用法とおり、一定期間継続して治療することが大切です。
A. はい。白癬菌には感染力があり、人にうつります。特に、同居する家族に感染しやすいため、症状がある場合はタオル・靴下・衣類を共有しない ように注意することが大切です。