
A. 空気中に浮遊する非常に小さな粒子のことです。「2.5」は粒子の直径が2.5マイクロメートル(㎛)以下という意味で、非常に微細なため、呼吸器を刺激するだけでなく、血流に入り込み、呼吸器以外の臓器にも悪影響を及ぼす可能性があります。PM2.5は大気中の濃度(µg/m³)として測定され、スマートフォンのアプリなどで日常的に確認することができます。2021年の世界保健機関(WHO)の指針では、PM2.5の24時間平均濃度について15µg/m³以下、年平均では5µg/m³以下を推奨しています。
A. 影響はさまざまな臓器に及びます。まず呼吸器系では、短期的には鼻や喉、 気管支などの粘膜が炎症を起こし、鼻水、咳、目のかゆみなどの症状が現れます。 長期的には、微細な粒子が血流に入り込むことで、慢性閉塞性肺疾患(COPD)や肺がんのリスクが高まります。また、心血管系にも影響を与え、心筋梗塞や高血圧、脳卒中のリスクを上げることがあります。さらに、皮膚への刺激で慢性的な皮膚炎を引き起こしたり、免疫系にも影響して免疫力の低下や過剰反応を起こすこともあります。
A. マスクの着用(一般的な不織布マスクではなく高性能な防じんマスクが望ましい)、空気清浄機の使用、外出後の鼻うがいや生理食塩水スプレーでの鼻の洗浄などが有効です。アレルギー性鼻炎の予防スプレーを使うのもよいでしょう。また、PM2.5の一部は尿として体外に排出されるため、水分をしっかり摂ることも体内からの排出を助けます。
はい、本当です。子どもは免疫システムがまだ発達途中で敏感ですし、高齢者は免疫力が低下しているため、どちらも影響を受けやすいです。高齢者では、肺疾患、心血管疾患、脳卒中などのリスクが高まるため、長期間の曝露には注意が必要です。
はい、あります。地域のPM濃度によって影響の程度は異なりますが、屋内でも完全に防げるわけではありません。ただし、屋内の方が屋外よりも濃度は低く、密閉空間で適切な性能と部屋の広さに合った空気清浄機を使用すれば、PM2.5の濃度を安全なレベルまで下げることができます。