
皮膚外科・毛髪専門医:タノムキット医師(Tanomkit Pawcsuntorn, M.D.)
A. フケは必ずしも体質だけで決まるものではありません。もともと、新陳代謝によって頭皮の古い角質が自然に剥がれ落ちることは生理現象ですが、その量が著しく増加し、衣服に付着するほどになると治療対象になる場合があります。特に、アレルギー性皮膚炎のような頭皮の炎症が原因となっているケースも多く、アレルギーや皮脂のバランスの乱れが関係していることがあります。そのため、「体質だから仕方ない」と放置するのでは なく、状態によっては治療が必要なサインと考えていただくのが良いでしょう。
A. はい、洗いすぎが原因になることは十分にあります。特に熱いお湯での洗髪や、洗浄力の強いシャンプーを使い続けると、頭皮に必要な皮脂まで取り除いてしまい、乾燥を引き起こします。その結果、頭皮のバリア機能が低下し、かえってフケが増えることがあります。適度な洗浄と、頭皮にやさしい製品の使用が重要ですので、洗い方やシャンプーの種類を見直すことも一つの対策になります。
A. ストレスや生活習慣は、フケに間接的に影響することがあります。特に強いストレスが続き、睡眠不足や食欲低下など体調全体に影響が出ている場合は、頭皮の状態にも影響しやすくなります。また、アレルギー体質の方では、体全体の反応として頭皮の炎症が悪化し、フケが増えることもあります。ただし、生活習慣だけが原因とは限らないため、改善することで良くなるケースもありますが、症状が強い場合は医療的な対応が必要になることもあります。
A. はい、改善が見られない場合は早めに皮膚科を受診することをおすすめします。 市販のシャンプーは主に美容目的で作られていることが多く、根本原因の解消にはなら ず治療効果は無いため、炎症や皮膚疾患が関与している場合には十分な効果が得ら れないことがあります。当院では、フケの治療も行うことが可能です。抗真菌成分を 含む医療用シャンプーなど、原因に応じた治療薬を医師の診断のもとで使用できる ため、市販品では改善しにくい症状にも効果が期待できます。また、必要に応じて発毛 治療やレーザー治療など、より専門的な医療的アプローチを選択することも可能です。