新型コロナウイルス 日本人から寄せられている質問<第2版>(20/03/02現在)

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新型コロナウイルス 日本人から寄せられている質問<第2版>(20/03/02現在)

タイでの感染拡大の状況に合わせて、政府方針や当院対策が日々更新されています。
最新の情報をご覧いただくようお願いします。

Q&Aの最新版はコチラから

検査・診断

  • サミティヴェート病院スクムビットで、新型コロナウイルス感染症の検査をしていますか?

    サミティヴェート病院スクムビットを含む一般病院では従来型のコロナウイルスの検査しかできません。新型コロナウイルスの検査は、国立感染症研究所とその出先機関でのみ可能です。
    新型コロナウイルスの検査薬と検査機関の処理能力には限りがありますので、渡航歴や確定患者との接触があり、発熱、咳などの症状がある方を優先する必要があります。そのため、それ以外の方には、通常の診察を受けていただき、感染症内科医の判断の下で、検査が必要とされた場合のみ検査を行います。

  • どのような検査なのでしょうか?

    患者の鼻腔のぬぐい液(鼻から綿棒を深く挿入し鼻粘膜をこすって採取した検査材料)や咽頭のぬぐい液(口を大きく開け、綿棒の先で喉の奥をこすって採取した検査材料)などの検体から遺伝子増幅法等を行いウイルスを抽出するもので、「PCR検査」と呼ばれています。

  • PCR検査の結果はどの程度、信頼できるのでしょうか?

    一般に受け取られているほど絶対的な検査ではありません。感染していても、通常検査する鼻やのどにウイルスがあまり存在していないことがあり、この場合検査結果が陰性になり感染者を見逃すことになります。逆に検査が陽性に出た場合でも、実際に感染している率は高くても90%程度しかありません。つまり10人に一人は濡れ衣を着せられるということになります。この濡れ衣率は、病人が1000人に一人しかいないような集団を全員検査した場合、50%に限りなく近づいていきます。したがって、確定患者との接触のない、発熱などの症状もない人をたくさん調べれば調べるほど、検査結果の信頼度は下がっていくことになります。

  • サミティヴェート病院スクムビットで「希望があればPCR検査できる」と聞いたのですが。
    「新型コロナウイルスに感染していないという診断書」がほしいのですが。

    上記から、「渡航歴」や「症状」、「確定患者との濃厚接触」などがない、「安心のために検査を受けたい」「友人が受けたから私も検査を受けたい」という方には検査はお勧めできません。しかしながら、「所属先から新型コロナウイルスに感染していないという診断書を求められている」といったお声も寄せられていることから、「PCR検査機関の処理能力」と「PCR検査結果の信頼性の限界」をご理解いただいた上で「どうしても検査を受けたい」ご希望がある場合にはお問い合わせください。

    ※ご自身の都合でPCR検査を希望する方は事前の予約を必ずお願いします。
    ※症状がなく、ご自身の都合でPCR検査を希望する場合は、流行拡大国からタイへの入国後14日間経過した方のみ受け付けます。
    ※受診後、感染症専門医の判断により検査実施をしない場合があります。

  • PCR検査の費用はどのくらいですか?

    20年3月2日現在の費用は以下の通りです。費用及び内容は今後事前の予告なく変更される可能性があります。
    新型コロナウイルスPCR検査のみ:4500バーツ(医師診察料、病院使用料等が別途発生)
    新型コロナウイルス検査パッケージ:7500バーツ(胸部レントゲン、PCR検査、医師診察料、病院使用料等)

  • PCR検査結果が出るまでの所要時間は?

    現在、国立感染症研究所にはタイ全国から検体が殺到しており、検査結果が判明するまでの時間は不確実です。検査希望が増えた場合数日かかるかと思われます。

感染について

  • 今まで行動を共にした人から、新型コロナウイルス感染症に罹ったと連絡がきました。どうすれば?

    原則はタイ保健省が要請している内容に従ってください。それ以外は、ご所属先の会社・学校などのルールがあればそれに従ってください。

来院

  • 新型コロナウイルスに感染している疑いのある社員・家族がいた場合、どうすれば?

    20年3月2日現在、サミティヴェート病院スクムビットでは☆感染拡大国からタイへ入国した方で、☆37.5度以上の熱があり、☆せきや鼻水、のどの痛み、頻呼吸、呼吸困難のいずれかの症状がある、方がサミティヴェート病院スクムビットの受診を希望される場合、『必ず来院前に』、『病院へ電話で』連絡をお願いいたします。

    サミティヴェート病院スクムビット
    日本人相談窓口 020-222-122(日本語/毎日7時~20時)
    代表 020-222-222(英語・タイ語/毎日24時間・緊急時は必要に応じて日本語対応可)

  • 来院制限などの対策はしていますか?

    当院では当面の間、タイ国保健省が指定する日本などの感染拡大国からタイに入国された方につきまして、『入国日から14日間』は下記をお願いしています。

    急を要さない診察・検査・治療・手術の延期もしくは中止
    入院病棟への来訪・面会の原則禁止
    これは20年2月23日付のタイ国保健省の「新型コロナウイルスの感染が拡大している地域からタイへ入国した場合、少なくとも14日間の自己観察を行うよう協力を要請する」という発表を踏まえたものです。

    なお、発熱、咳、腹痛、嘔吐など診療が必要となった場合は入国後14日間未満でも受け入れをいたします。その際は、症状によって診察場所が変わりますので、前もって電話連絡をお願いします。

  • 病院として、感染対策はしていますか?

    【1】当院では下記の対策を行なっています。
    ・外来の入り口ドアにサーモグラフィーを設置、発熱を検知しています。
    ・発熱されている方には病院の入り口にて担当が問診をします。
    ・問診票で、当院の対策対象に当たる方は、一般外来を避けて移動し救急外来の陰圧室(空気感染隔離室)で隔離をします。
    ・新型コロナウイルスへの感染が否定できない場合は、隔離した状態でタイ政府が指定する病院(国立感染症研究所)へ検体輸送もしくは患者搬送をします。

    【2】院内の消毒アルコールジェルとマスクの設置数を増やしています。
    【3】せきや鼻水などの呼吸器症状がある患者さんへのマスク着用のはたらきかけを積極的に行っています。
    【4】エレベーターボタン、エスカレーター手すり、ATM、子どもの遊び場・など人の手が触れる箇所は1時間毎に消毒しています。
    【5】待ち合い椅子などの人が触れる公共エリアの消毒を2時間に一度行っています。
    【6】病室は人が入れ替わる毎に消毒しています。
    【7】外来エリアは夜間に一斉消毒しています。
    【8】紫外線消毒装置で紫外線に弱いウイルス対策をしています。

予防

  • 新型コロナウイルスはどのように予防すればいいですか?

    まずは、一般的な感染症対策や健康管理を心がけてください。具体的には、石けんによる手洗いや手指消毒用アルコールによる消毒などを行い、できる限り混雑した場所を避けてください。また、十分な睡眠をとっていただくことも重要です。また、人込みの多い場所は避けてください。屋内でお互いの距離が十分に確保できない状況で一定時間を過ごすときはご注意下さい。
    引用元:厚生労働省 新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)

  • どのようなマスクの着用が望ましいですか?

    衛生対策として日々使用する場合には、鼻と口が覆える一般的なマスクを着用して下さい。

治療について

  • 万が一、新型コロナウイルスにかかった場合、どのような治療になるのでしょうか?

    現在のところ、有効とされる抗ウイルス薬等の治療法はありませんので、対症療法を行います。

  • 万が一、新型コロナウイルスにかかったどこで治療となるのでしょうか?

    タイ国立の感染症専門病院にてタイ国の管理の下、治療を受けていただくことになります。

その他

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