検査内容の説明

閉じる
line instagram youtube

血液検査

項目 検査でわかること
血液型 ABO式 大きくA,B,O,ABの4つの型に分けられます。小児では、1歳~3歳で血液型の反応はほぼ成人並みになりますので、その間に3度目の検査をすることがあります。
Rh式 ABO型と共に重要な血液型にRh型があります。輸血のために何型か知っておく必要があります。日本人の多くはRH (+)です。
貧血 血清鉄 血清中に含まれる鉄分を調べます。低下だけでなく鉄の増加にも注意が必要です。
フェリチン 鉄を貯蔵する蛋白で身体の鉄貯蔵量を表し、鉄欠乏性貧血などの指標となります。また、炎症反応や悪性腫瘍などの腫瘍マーカーとしても使われます。
炎症反応 C反応性蛋白 炎症や組織の破壊が起こるとすぐに増える蛋白質です。回復と共に減少するので炎症症状の指標となります。
赤沈(血沈) 赤血球が試験管内を沈んでいく速度を計測する検査で、感染症や炎症性の病気などで進みが速くなります。
リウマチ リウマチ因子 慢性関節リウマチや膠原病で陽性率が高くなります。
糖代謝 空腹時血糖値 血液中のブドウ糖濃度で体のエネルギーとして大切な栄養素です。糖尿病の重要な指標の一つで、食事の影響を受けるので空腹時に検査をします。
グリコヘモグロビン(糖代謝) 過去2~3ヶ月の平均的な血糖値を反映します。高血糖状態が続くと高くなります。糖尿病での血糖値管理に有用です。
脂質代謝 総コレステロール 体の脂肪成分の一つで、血管を強化する物質として重要です。多すぎると動脈硬化症などの生活習慣病の原因となります。
HDLコレステロール 善玉コレステロールと呼ばれ、血管に付着したコレステロールを取り除き、動脈硬化を防ぎます。
LDLコレステロール 悪玉コレステロールと呼ばれ、増加するとコレステロールが血管壁に溜まり、動脈硬化が進行します。動脈硬化の直接的な危険因子です。
クレアチンキナーゼ(心臓/筋肉細胞の代謝) 心臓や骨格筋などの損傷の程度を反映します。心筋梗塞などの心臓病や筋肉の病気で高くなります。
電解質 (Ka, Cl, Na) 体内の水分調節の状態をみます。腎臓の病気やホルモンの異常、脱水などで高くなったり、低くなったりします。
尿酸代謝 尿酸値 細胞を作る際の成分であるプリン体が分解してできた老廃物で、腎臓から排泄されます。痛風や腎臓の機能障害の指標になります。
肝機能 総蛋白 肝臓の作業能力・栄養状態のチェックができます。また、腎臓病の時に減少することがあります。
アルブミン 肝臓で合成されるたんぱく質で、この値が低くなると肝硬変・腎臓病の可能性があります。
SGOT (AST) 肝臓、心臓、筋肉の細胞に多く含まれている酵素で、肝障害や心筋梗塞などで高くなります。
SGPT (ALT) 肝臓に多く含まれている酵素で肝臓や胆道の病気で高くなります。肝臓細胞の障害を敏感に反映します。
ガンマGT 肝臓や胆道の病気で異常を示し、アルコール性肝障害でも高くなります。
総ビリルビン 胆汁色素で、主に肝臓・胆道の障害で高くなり、黄疸の指標になります。
直接ビリルビン 総ビリルビンの中の分画で黄疸の指標になります。肝細胞における抱合以後の処置過程異常や胆汁流出障害によって上昇します。
アルカリホスファターゼ (ALP) 肝臓、胆嚢、腎臓、骨などの病気で高値になる酵素です。
コリンエステラーゼ (CHE) 肝臓の病気で低くなり、有機リン剤による中毒でも低くなります。脂肪肝では高くなります。
腎機能 クレアチニン 血液中のクレアチンの濃度から、腎臓の排泄機能の状態を調べます。
尿素窒素 蛋白質が分解されたもので、腎臓の機能が低下すると高くなります。
膵臓機能 アミラーゼ 膵臓や唾液腺から分泌される消化酵素で、脾臓や唾液腺の病気で高くなります。
乳酸脱水素酵素 (LDH) 広く体内各臓器に存在する酵素で、臓器の損傷の程度をみる一次的な検査として重要です。特に肝臓や血液の病気などで高くなります。
ホルモン 甲状腺刺激ホルモン(TSH) 甲状腺ホルモンの分泌を調整する脳下垂体から出されるホルモンで、甲状腺の病気を診断するための検査です。
トリヨードサイロニン(T3) 甲状腺ホルモンの一種でエネルギー代謝の調節や自律神経をコントロールしています。甲状腺機能の亢進、または低下で日常生活に支障を来たすことがあります。病気の程度や治療効果の目安となります。
遊離トリヨードサイロニン(Free T3)
遊離サイロキシン (T4 and Free T4)
感染症 HIV抗体検査(TSH) 後天性免疫不全ウイルスに感染しているかがわかります。陽性の場合は、さらに確認のための検査が必要です。
梅毒検査(T3) 梅毒は血液や体液を介して感染します。この検査は、梅毒に感染しているかどうかを調べる検査です。
風疹抗体検査 風疹ウイルスに対する抗体があるかどうかを調べます。
ヘリコバクターピロリ抗体検査 血液中のヘリコバクターピロリ菌に対する抗体を調べ、ピロリ菌に感染しているかどうかを調べる検査です。なお、ピロリ菌除菌処理後の抗体価の低下には時間がかかるため陽性になる場合があります。
感染症
(肝炎)
A型肝炎抗体検査 A型肝炎は水や食べ物から経口感染します。この検査は、A型肝炎ウイルスに対する抗体(予防の免疫)を持っているかどうかを調べる検査です。
B型肝炎抗原検査 B型肝炎は血液・体液を介して輸血や性行為などにより感染します。この検査は、B型肝炎のキャリアかどうか、慢性肝炎、肝硬変、肝がんの原因になることもあるB型肝炎ウイルスに感染しているかどうかを調べる検査です。
C型肝炎抗体検査 C型肝炎は主に血液を介して輸血や性行為などにより感染します。この検査は、C型肝炎のキャリアかどうか、慢性肝炎、肝硬変、肝がんの原因になることもあるC型肝炎ウイルスに感染しているかどうかを調べる検査です。

尿検査

項目 検査でわかること
尿検査 尿検査は、尿糖、尿蛋白、尿潜血、尿中白血球、尿中赤血球などを調べます。

便検査

項目 検査でわかること
便検査 便検査 便中の寄生虫の有無や白血球・赤血球の有無を調べます。
便潜血検査 便中に血液が含まれていないか調べることで消化管からの出血の有無を確認します。
ヘリコバクターピロリ便中抗原測定 便中のピロリ菌抗原を直接検出します。現在、菌がいるかどうかを調べる、偽陽性や偽陰性が比較的少ない検査です。

生理機能検査

項目 検査でわかること
生理機能検査 心電図 安静時に心臓の動きを検査し、不整脈などをみます。
運動負荷心電図 心臓冠動脈の虚血状態(狭心症、心筋梗塞など)の早期発見をする検査で、心電図をつけたまま一定時間運動し、必要最上限の運動負荷をかけて心臓の状態を評価します。
足関節動脈・上腕動脈血圧比 (ABI) 手と足の血圧の比較や脈波の状態を検査します。大動脈の動脈硬化や早期血管障害をスクリーニングする、間接的な検査です。
肺機能検査 肺の換気機能の検査です。
体成分分析(インボディ) 医療機器を用い、内臓脂肪断面積、筋肉量、体水分量などの分析データを提供します。肥満症、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病の診断などにも活用します。

画像検査

項目 検査でわかること
X線検査 胸部X線検査 造影剤を使わない単純X線造影は、肺や骨などを調べるのに有効です。胸部X線検査では肺や心臓(肥大でないか、心胸比)の異常がないか調べます。
上部消化管透視 バリウムを飲んで、食道・胃・十二指腸などをX線撮影します。食道・胃・十二指腸の病気の早期発見・スクリーニングをする検査です。
骨密度 X線を使用して骨量を調べます。骨粗しょう症検査の発見に有用です。閉経後の女性にお勧めです。
超音波検査 上腹部超音波 上腹部に超音波をあて、上腹部臓器(肝臓・胆のう・膵臓・腎臓・脾臓)を調べます。
下腹部超音波 下腹部に超音波をあて、下腹部臓器(膀胱・前立腺/子宮・卵巣)を調べます。女性の場合は経膣の超音波検査となりますが、腹部からの超音波検査をご希望の場合はお知らせ下さい。

感覚器の検査

項目 検査でわかること
感覚器の検査 聴力検査 外部の音を遮断した部屋で、低音から高音まで、聴力の異常がないか調べます。
眼底撮影 目の奥の血管や視神経の状態を調べます。白内障・緑内障・黄斑変性症・糖尿病網膜症の発見にも有用です。

女性の検査

項目 検査でわかること
血液検査 卵胞刺激ホルモン (FSH) 卵巣を刺激して卵胞を成熟させる働きをする女性ホルモン。女性では年齢と性周期で大きく値が変動します。
エストラジオール(エストロゲン) 卵巣機能の状態や更年期・閉経の可能性などがわかります。
卵巣腫瘍マーカー(CA125) 卵巣腫瘍、子宮体部腫瘍で高くなります。妊娠初期や月経時・閉経前などでも一過性に高くなることがあります。
乳房腫瘍マーカー (Ca15-3) 乳がんに最も特異性のある腫瘍マーカーの一つです。早期の乳がんでは陽性率はあまり高くありませんが、がんの進行とともに陽性率は高くなります。
X線検査 マンモグラム 乳房を挟んでX線撮影します。当院では、35歳以上の女性にマンモグラム受診を勧めています。
超音波検査 乳房超音波検査 乳房に超音波をあて、乳腺症・結節など乳腺内の病変を見つける検査です。乳がんの指摘はできません。
細胞診
子宮頸がん細胞診
子宮頸がん検査 子宮頸部の細胞をこすり採り、病理検査で組織の異常がないかを調べます。

ACCESS交通アクセス

133 Sukhumvit 49, Klongtan Nua,Vadhana,
Bangkok 10110

サミティベート病院スクムビットは、スクムビット通りソイ49の中ほどに位置しています。スクムビット通り39もしくはスクムビット通り55(トンロー)からもすぐの立地です。

●BTSトンロー駅から:車で5分から15分
●BTSプロンポン駅から:車で5分から15分
●スワンナプーム国際空港から:車で45分から1時間30分(時間帯と道路の混み具合によります)
●ドンムアン国際空港から:車で45分から1時間30分(時間帯と道路の混み具合によります)

↑