タイで接種が推奨されるワクチンとその理由

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タイで接種が推奨されるワクチンとその理由

必要な予防接種は、渡航先、渡航期間、渡航形態、自身の年齢、健康状態、予防接種歴などによって異なります。事前に渡航先の感染症情報を収集するとともに、それぞれの予防接種について理解した上で、渡航者一人一人が、どの予防接種を受けるかを決める必要があります。

詳しくは渡航先の国の在日大使館や勤務先、入学先、お近くの検疫所などでおたずねください。

出張者、短期観光旅行者

インフルエンザ、(A型肝炎)

駐在、留学など長期滞在をご予定の方

A型肝炎、B型肝炎、破傷風、(狂犬病)、(日本脳炎)

6ヶ月以上滞在する方は腸チフス、デング熱。北タイや南タイに滞在する方は日本脳炎も推奨。

ボランティア、トレッキング、冒険旅行などで農村部へ行かれる方

A型肝炎、B型肝炎、破傷風、狂犬病、日本脳炎

6ヶ月以上滞在する方は腸チフス、デング熱も推奨。

小児

上記と同様。A型肝炎と狂犬病は日本の定期予防接種に含まれていないため、長期滞在予定の場合はかかりつけ医に相談を。

6ヶ月以上滞在する場合は腸チフス、デング熱ワクチンも推奨。かかりつけ医にご相談ください。



インフルエンザ:

全世界で流行している。

A型肝炎:

衛生状態の悪いところでは、生水、氷、生肉、生野菜などにウイルスが付着している可能性がある。

B型肝炎:

世界中で流行。B肝患者との性行為やウイルスに汚染された医療器具の使用により感染。B肝患者から生まれた新生児は生まれた時点で感染していることがある。

破傷風菌:

世界中の土のなかに存在し、傷口から感染。特に、動物の糞便で汚染された土壌が危険。

狂犬病:

アジア・アフリカ地域を中心に世界中で発生。犬や野生動物に引っかかれたり、咬まれたりすることによって感染。野生動物と接触する機会の多い場合や、奥地・秘境などへの渡航ですぐに医療機関にかかることができない場合に推奨。

日本脳炎:

アジアで広く流行。蚊によってブタから人に伝播。高温多湿な気候で、ブタなどを飼育し、蚊の発生しやすい水田のある地域に多く発生。

引用:厚生労働省 検疫所 FORTH  

 https://www.forth.go.jp/index.html

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