更新日2024年8月30日
帯状疱疹は、”水痘(水ぼうそう)”と同じウイルス「水痘・帯状疱疹ウイルス」が原因で起こる病気です。多くの人が、子どものときに水ぼうそうに感染しますが、水ぼうそうが治癒した後も、この「水痘・帯状疱疹ウイルス」は症状が現れない状態で体内(神経節)に潜み続けます。そのため、水ぼうそうになったことのある人なら、ウイルスが体内に潜み続けているため、帯状疱疹になる可能性があります。
過労やストレスなどで免疫が低下すると、潜んでいた「水痘・帯状疱疹ウイルス」が再び活性化して、帯状疱疹を引き起こします。
帯状疱疹の症状は、身体の左右どちらか一方にぴりぴりとした痛みと、これに続いて出現する赤い斑点と小さな水ぶくれです。
発症すると、皮膚の症状だけではなく、神経にも炎症を引き起こして強い痛みが現れます。神経の損傷がひどい場合は皮膚の症状が治った後も、痛みが続くことがあります。これを“帯状疱疹後神経痛”と言い、痛みが1年以上にわたって続くこともまれではありません。
水ぼうそうにかかったことがある人は、すでに一度免疫を獲得していますが、年齢とともに獲得した免疫が弱まってしまうため、改めてワクチン接種をおこない免疫を強化することで、帯状疱疹のリスクを軽減することができます。
これまでに水痘(水ぼうそう)にかかったことがある人で、50歳以上の方に帯状疱疹の予防としておすすめします。
帯状疱疹の既往がある方も発症してから6か月以上経てば接種できます。一度、帯状疱疹になったことがあっても、免疫が低下すると再び発症することがあるので予防が大切です。
できます。
帯状疱疹ワクチン接種のための予約は不要です。下表をご覧の上、ご都合の良い時に予約なしで、担当部署の受付にお越しください。
※上記割引料金は2024年12月31日まで有効/費用は事前の予告なく変更することがあります
※厚生労働省 : 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン シングリックス®筋注用 主要な臨床試験成績等の概要
参照:国立感染症研究所
https://www.niid.go.jp/niid/ja/
タイに渡航予定がありその他のワクチン(狂犬病、デング熱等)の接種もご希望の方はタイで推奨される予防接種・ワクチン(成人)をご覧ください