
一見すると普通の絆創膏。けれどハクゾウメディカルアジアが開発した「エレバンプレスタットミニTH」にはタイの医療現場ならではの工夫が詰まっている。
この製品は、採血後をはじめ、カテーテルを抜いたあと止血した傷口を保護するために開発された。透析などでは比較的太いカテーテルを使うこともあり、止血した後に再び血がにじむことがある。そこで、血液をしっかり吸収しながら傷口をやさしく保護できるよう、パッドには吸水性と適度な弾力性を持たせた。

しかし、開発にはもう一つ大きな課題があった。タイの気候である。日本とタイでは気温や湿度が違い、汗や皮脂の量など肌の状態も異なる。汗をかいても剥がれにくくするなら、粘着力を強くすればいいわけではない。肌への負担も考えながら、しっかりと貼れることが必要になる。そこで同社では、テープに使う原料をゼロから見直した。肌にしっかり固定できる粘着力を持たせながら、皮膚への刺激にも配慮。さらに、剥がすときにつまみやすいよう「糊のない部分」を設けるなど、使いやすさにも工夫を加えた。包装にもひと工夫ある。剥離紙と滅菌紙を一体化することで、使用時のひと手間を減らした。

小さな一枚の絆創膏だが、そこにはタイの気候や医療現場に合わせた、細やかなものづくりの工夫が詰まっている。
※エレバンプレスタットミニTHは、サミティベート・グループのシーナカリン院、チャイナタウン院のウェルネスセンターで使用されています。