ゴルフや釣りなどのアクティビティは、強い紫外線を浴びることで肌にダメージを与えています。そんなダメージの代表格でもあり、“老け顔”の原因となるシミ。放っておくと、知らぬ間に症状が進んで素肌から清潔感がなくなってしまいます。そんな悩みに対応するのがレーザー治療によるシミ取り。特定の波長のレーザー光を肌に照射し、メラニン色素を破壊してシミを薄くしたり、消したりする治療法です。

シミの種類や肌質に応じて、適したレーザーを選択することで効果的な治療が可能になります。強いエネルギーを瞬間的に照射し、メラニン色素を破壊。シミをピンポイントで狙う施術によって健康的な素肌を取り戻します。シミは短期間の施術で薄くなっていきますが、最初から薄めのシミであれば1回の施術で改善できる場合もあります。

通常、約28～40日（加齢とともに遅くなる）で表皮の奥で作られた細胞は角質層に到達し、最終的に垢となって剥がれ落ちます。このターンオーバーが遅れるとメラニンが肌に長く留まってシミが定着してしまいます。つまり肌のターンオーバーを活性化させることが、均一で美しい肌を取り戻すポイントといえます。また、メラニン色素の沈着を減らすことはシミの進行を抑制し、紫外線等による肌の老化を防ぐことにつながります。

レーザーによるシミ取りは、短期間で効果を実感しやすく、さらにダウンタイムが短いのですぐに日常生活に戻れるメリットがあります。仕事や外出の予定を気にすることなく施術を受けることができるので、忙しいビジネスマンにとっては実に魅力的。また、炎症後色素沈着（PIH）のリスクも低くて安全。さらに、レーザーの刺激で皮膚の修復が活性化し、肌の代謝が整いやすくなります。これによってシミの改善だけでなく、くすみの軽減や肌のハリ向上といった美肌効果も期待できます。

まずはカウンセリングと診察で、シミの原因や肌質をチェック。その後、レーザー照射を行います。レーザー照射の所要時間は10〜30分ほど。痛みは「輪ゴムで軽くはじかれる程度」ですが、痛みが気になる人には麻酔クリームを使用することもあります。施術後1〜2週間後には、シミがかさぶたとなって自然と剥がれ落ちます。そして施術後はケアをお忘れなく。外出の際には、しっかりと紫外線対策をしてください。また、保湿することも忘れてはなりません。