
A. 年齢とともに尿切れが悪くなることはあります。主な原因として、「前立腺が大きくなり尿の通り道が狭くなること」と「膀胱の収縮する力が弱くなること」が考えられます。尿を出すときは、尿の通り道が緩むのと同時に、膀胱が収縮して尿を押し出します。前立腺が大きくなって尿道が狭くなると、膀胱がしっかり収縮しても尿を十分に出し切れないことがあります。また、前立腺に問題がなくても、加齢などによって膀胱の収縮する力が弱くなり、尿が残ってしまうこともあります。
A. 自分では尿を出し切ったつもりでも、膀胱の中に尿が残っている「残尿」が関係している可能性があります。原因としては、前立腺肥大や前立腺癌、繰り返す感染によって尿道が狭くなることなどが考えられます。また、糖尿病や脊髄の障害などによって膀胱を動かす神経がうまく働かず、膀胱が十分に収縮できなくなることもあります。
A. まずはこれまでの病気や症状について詳しく確認します。前立腺の病気や感染症、糖尿病、脊髄の病気などがないか、過去に受けた画像検査なども確認します。必要に応じて血液検査を行い、感染の有無や前立腺癌の指標となるPSAという値を調べます。また、超音波検査で膀胱や前立腺の大きさを確認します。尿をためた状態と排尿後の両方で検査することで、膀胱の中にどのくらい尿が残っているかを確認できます。
A. 原因によっては、薬で改善が期待できます。前立腺が原因の場合は前立腺に対する薬を使用し、膀胱の収縮する力が弱い場合は、その働きを助ける薬を使用します。神経の問題が疑われる場合は、専門医やリハビリテーション科と連携し、電気刺激などを行うこともあります。また、症状や年齢、生活状況によっては、手術で尿の通り道を広げたり、カテーテルを使用したりする場合もあります。