受診場所

  • 毎日7時〜20時

    産婦人科外来

  • 毎日20時〜7時(夜間)

    救急外来(ER)

帝王切開

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帝王切開について

帝王切開は、ママと赤ちゃんの安全のために行う手術です。日本では、下記のような医学的必要がある場合のみ適応されますが、日本以外の国々では価値観多様性や自己決定権の尊重の理由から社会的適応も散見されます。逆子や前回の出産が帝王切開だった方など、予定帝王切開の方もいらっしゃいますが、どの妊婦さんも行う可能性がありますので一度流れを見ておくと安心です。

医学的適応:
妊娠継続により母児に危険が生じる可能性が高い場合

児頭骨盤不均衡,全前置胎盤,母体の重篤な疾患、子宮内感染、胎位・胎勢異常,誘導分娩がうまくいかない、胎児仮死、臍帯脱出、多胎妊娠、手術歴、前回の出産が帝王切開など

社会的適応:
医学的な適応がなく社会的あるいは個人的な理由から帝王切開を行う場合(計画分娩)

吉兆日に出産したい(タイでは占星術で赤ちゃんの誕生日時を決める人もいます)・仕事上の都合・家族の都合・交通事情など

帝王切開のながれ

※帝王切開を行なうことがすでに決まっている計画分娩の場合

1.手術前は絶飲食

手術前8時間は絶飲食(食事、お水不可)です。

2.入院手続き

産婦人科の外来にご夫婦でお越しください。帝王切開術や入院の同意書などへの署名をします。終了後、入院病棟へご案内します。

3.準備

個室の病室で手術着に着替え、下記の処置を行なっていきます。

  • へそ回りと下腹部の洗浄と剃毛
  • 浣腸
  • 採血、血液検査、
  • 静脈点滴の開始
  • HIV検査の採血、輸血、麻酔に関する承諾の署名

4.麻酔医の回診

上記準備の間に、麻酔を担当する医師が問診、麻酔に関する説明をします。

5.手術室への入室

開始時刻の30分ほど前に手術室へ入室します。
立ちあいする家族1名は、スタッフの指示に従い着替えをして手術室の外でお待ちください。医師の許可が出次第、麻酔終了後もしくは赤ちゃん誕生前に手術室内にご案内します。

6.麻酔(脊髄くも膜下麻酔)

妊婦は横向きの姿勢で両ひざを曲げ、エビのように背中を丸くしてください。
背中の下の部位に局所麻酔をした後、麻酔針を脊椎に入れ麻酔薬を注入します。カテーテルが脊椎神経に触れる際に腰や足に痛みを感じる方もいます。麻酔薬を注入してから10-15分ほどすると下半身に麻酔が効いてきて、両脚を重く感じるようになります。導尿カテーテルをつけます。

7.手術開始

陰部上部を横に切ってお腹を開け、羊水から胎児を取り出します。赤ちゃんを取り出す際に多少お腹に圧迫感を感じます。開始して5-10分ほどで赤ちゃんの誕生です!

8.赤ちゃんの処置

赤ちゃんは、手術室内で待機している新生児科専門医が受け取ります。赤ちゃんの状態が確認できたら、ママの顔近くまで赤ちゃんをお連れします。記念写真を撮りましょう!その後、赤ちゃんはパパと4階の新生児室に移動します。

9.縫合

子宮とお腹の縫合に約 30-45 分かかります。ママは鎮静剤で眠ります。

10.回復室へ

ママは手術室エリアにある回復室に移動して、1.5~2時間経過観察をします。

11.入院病棟へ移動

特に問題がなければ、ママはストレッチャーで入院病棟へ移動します。落ち着き次第、赤ちゃんを部屋までお連れしますので授乳してみましょう!

12.手術後

看護師がお腹にさらしを巻いたり、子宮の固さの確認をしたり、悪露パットを交換したり、バイタルサインを確認したり、と定期的に入室します。手術後24時間は導尿カテーテルはつけたままにしておきますが、外された後は頑張ってトイレで排尿しましょう。看護師が介助しますが、看護師が来室する前に尿意がある場合は必ずナースコールで呼んでください。(術後はじめて離床歩行する場合は必ずナースコールを!)
医師の許可が出るまでは水と食事は控えましょう。点滴で栄養を補います。食事の許可が出たら少しずつ通常の食事に戻していきましょう。母乳のために水もたくさん飲みましょう。痛み止めが必要な時は医師や看護師に伝えてください。

術後は初日から、無理のない範囲で寝返りや足首を回したりを意識的に行いましょう。腹腔内癒着や、血栓の発生(エコノミー症候群)の予防に効果があります。

出産に関する
よくあるご質問

分娩のときは一人で病院に来てもいいですか?

1人でお越しいただいても大丈夫です。

その際は、あとから来られるご家族に同意書への署名や保証金のお支払いをしていただきます。なお、帝王切開の際には手術への同意書にご本人以外にご家族の署名も必要となります。

陣痛が始まったらどこに行けばいいですか。

7時から20時までは産婦人科へお越しください。

それ以外の時間は救急外来へお越しください。見ておくと安心!救急外来への行き方動画(YouTube)はこちらから



分娩時に立ち会う医師は、外来での担当医ですか?

はい。当院は担当医制ですので、出産も妊婦検診を担当していた医師が立ち会います。

臍帯血幹細胞(ステムセル)の保管はしてもらえますか?

産婦人科外来で取り扱い業者を紹介しています。希望の方はあらかじめ契約を済ませ、業者からキットを取り寄せて出産時に必ずお持ちください。また、主治医には「臍帯血を採取してほしい」旨をあらかじめ伝えておいてください。

5部屋ある分娩室がすべて使用中の場合はどうなりますか?

陣痛は病棟で過ごし、出産は手術室、などさまざまな形での対応が可能です。分娩室が空いていないからと言ってご出産をお断りすることはありませんのでご安心ください。

分娩室などの院内施設はこちらから

経腟分娩時(分娩室)の立ちあいはできますか。

できますが、コロナPCR検査で陰性が確認された方のみ立ち会いが可能です。(2023年2月現在/今後変更されることもあります)

上の子が分娩に立ちあうことはできますか。

主治医が許可し、コロナ検査で陰性が確認できれば立ちあい可能です。(2023年2月現在/今後変更されることもあります)

ただし託児はできませんのでお世話ができる方とご一緒に立ちあいをお願いします。

はじめに「アクティブバース室」を使っていても、途中から「無痛分娩」に切り替えることはできますか?

できます。ただし、無痛分娩のための硬膜外麻酔はアクティブバース室では実施できませんので、アクティブバース室を使っていた方は通常の分娩室に移動が必要です。

帝王切開の時、家族は何をしていれば良いですか?

帝王切開と決まっている方は、手術当日、主治医がお伝えした時間に妊婦さんと一緒にご家族に産婦人科外来までお越しください。手術同意書や入院同意書に妊婦さんとご家族の署名をいただきます。

術前処置は病棟に移動し個室で行ないますのでぜひご一緒に移動しお二人の時間をゆっくりお過ごしください。手術中はご家族はそのまま病棟個室でお待ちいただくことができます。(手術室内のご家族の立ちあいは主治医が許可した場合のみ可能です)

帝王切開の麻酔は、赤ちゃんには影響はないの?

手術で行う麻酔は、赤ちゃんに影響のない麻酔を使いますのでご安心下さい。

新生児の担当医は決まっていますか。

当院ではすべてのお産に新生児科の専門医が立ちあい、その医師が入院中の赤ちゃんの主治医となります。

通常は当院側で任意で赤ちゃんの担当医を決めています。ご希望があればどの新生児科専門医にするか指名をすることができますので妊娠36週ぐらいを目途に、産婦人科の主治医にどの新生児科専門医を希望するかお伝えください。

○新生児科医師のご紹介

Rapeephun Hansuebsai,M.D.

(ラピーパン ハーンスーブサーイ)

専門分野:新生児科

言語:英語、タイ語

スケジュール:赤ちゃんの出生に合わせて勤務



Raungpung Tangpolkaiwalsak,M.D.

(ルアンプン タンポンガイワンサック)

専門分野:新生児科

言語:日本語、英語、タイ語

スケジュール:赤ちゃんの出生に合わせて勤務

Access

サミティベート病院スクムビットは、
スクムビット通りソイ49の中ほどに
位置しています。
スクムビット通り39もしくは
スクムビット通り55(トンロー)からも
すぐの立地です。

133 Sukhumvit 49, Klongtan Nua,Vadhana, Bangkok 10110

  • BTSトンロー駅から

    車で5分から15分

  • BTSプロンポン駅から

    車で5分から15分
    無料シャトルバスのご案内

  • スワンナプーム国際空港から

    車で45分から1時間30分(時間帯と道路の混み具合によります)

  • ドンムアン国際空港から

    車で45分から1時間30分(時間帯と道路の混み具合によります)