日本人医療職ボランティア通信#6 新型コロナウイルスについて正しく知ろう

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日本人医療職ボランティア通信#6 新型コロナウイルスについて正しく知ろう

こんにちは。日本人医療職ボランティア(JMV)です。
新型コロナウイルスに関するニュースを耳にしない日はないですね。特に日本国内では毎日、新型コロナウイルス陽性患者がさらに何人…とか、タイでは日本からの入国に対して検疫強化、などというニュースが流れ、不安に思われる方も多いのではないか、と思います💦😢

そこで、このボランティア通信を通じて『新型コロナウイルス』について、情報をお伝えしていこうと思います。

新型コロナウイルスの特徴

コロナウイルスと言っても多くのタイプがあります。人に感染するコロナウイルスは6種類あり、その中の4種類は風邪の原因となるウイルスです。風邪のうち、だいたい10~15%はコロナウイルスによると言われています。
今回拡大しているウイルスは新型のコロナウイルスなので、以前から存在している6種類のものとは違いますが、同じコロナウイルスの仲間なので、症状はかなり風邪と似ていますよね~。

「インフルエンザ」と「風邪」と「新型コロナウイルス」の特徴を比較してみましょう。

新型コロナウイルスの特徴

新型コロナウイルスの「他の人へうつす力」は、インフルエンザに比べ少し強いと言えます。 中国武漢で動物から人へ感染したことから始まったようですが、11月以降は人から人への感染で拡大していきました。

症状の違いは・・・

インフルエンザ

突然の悪寒・発熱などの全身症状から始まって、咳などの呼吸器症状が続き、1週間~10日程度で軽快します。

風邪

くしゃみや咽頭痛、鼻水などから始まり、3日目くらいに症状のピークを迎え、その後軽快します。

新型コロナウイルス

2通りの経過があると言われています。軽症で済む場合と重症化して肺炎を起こしてしまう2通りです。軽症で済む場合は風邪と同様の症状であり1週間程度で軽快します。しかし、重症化する場合は、症状が出てから1週間程度は同様の経過ですが、1週間後辺りに呼吸が苦しくなり入院というパターンが多く、一部の方は集中治療を受けています。

もう一つ、分かっている特徴があるんですよ~。
それは、新型コロナウイルスは、鼻やのどにウイルスがつくと、気管や肺へウイルスが移動しやすいというものです。つまり、それは肺炎を起こしやすい、ということです。なので、ご高齢の方や元々肺や心臓に疾患を持っている方、がんの治療などで免疫が弱い方などが感染し、肺炎を起こし重症化してしまうケースがあるのですね。

いつの間に、どうやって感染が広がっていくの?

新型コロナウイルスの感染経路は、主に飛沫感染と接触感染です。可能性はぐっと低くなりますが、糞口感染もあるようです。 飛沫感染とは、感染している人の身体から飛び出たウイルスが別の誰かの口や鼻に入って感染するしくみです。接触感染とは、手などを介してウイルスを自分自身の口や鼻に運び感染するしくみです。糞口感染とは、ウイルスがいる便を別の誰かが手で触って自分自身の口などに運んで感染するしくみです。

次回は、この感染経路について詳しくお伝えしていく予定です♪

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